PRAY
WS2日目も大盛況に終わりました!こんなに寒い日だったのにもかかわらず、スタジオの鏡は皆さんの熱気と湯気で白く曇ってましたよ!
今日、われわれメンバーは昼からリハーサルでした。2時ごろ、琉球新報さんも取材にいらしてバタバタとしましたが記者さんが帰った時、アランさんが「ちょうど今だよね。」と切り出しましたその時ちょうど時計は2時45分。
それからみんなで黙とう。
その後、アランさんが静かに話し始めました。去年の3月10日沖縄に到着し、翌日あの地震が起きた。それから一年、アランさんにとってもとても大きな変化のある一年だったという事。
その後、みんなで話をしました。
茉莉花ねぇさんが、「去年の今頃私達が何も知らずに踊っていたあの時間、どれだけの人間が考える間もなく波にのまれ
て行ったのかと思うと・・・・」と。
アランさんは静かにうなずき、「これが人生だよね、世界ではいつもどこかで悲しい事がありそれと同時に普通の生活も営まれているんだよね。」と。
その後も作品について、自分たちの事についていろいろ話しました。私達は去年よりもお互いを深く知ろうと、理解しようと思いあっている事。今回の作品を個人としてではなく作品として魅せる事がしたい。
「だからこそお互いを見る・感じることが大切なのだ」とアランさんは言いました。自分の創る振り付けを完璧にする必要はない、踊っている6人がお互いに目で見て身体で感じたモノを見せて欲しいのだと。それがリアルであり今なのではないのか?と言っていました。
志奈子さんが「深いなぁ」とつぶやきました。
とても、静かで温かく簡単にお互いの心の中に入っていけるような時間でした。きっと、あの感覚を舞台で私達が出せるとお客さんも同調して気持ちよくなってくれるのだと思います。
今できることは今やるってとても大切ですね。これをコツコツとやっていける事できっと未来は明るく広くなるのかな?と思っています。
アサト
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